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【2018年度版】年末年始に読みたいおすすめ読書5選 冬は暖かい部屋でゆっくりしよう

こんにちは、ごめおかです。

もうすぐ年末も近づいてきましたので、今年読んだ本の中で、是非オススメしたい5冊を紹介します。

最近は、集中力の持続時間が若者を中心に短くなってきていると言われています。

トップユーチューバーのヒカキンさんの動画は長くても15分ほどであり、動画を見る子どもたちは、別に表示されるおすすめ動画を見て、次の動画の品定めをする。映画やドラマなど尺の長い映像は、今後、如何に集中してもらうかということは一つの課題になるでしょう。

例に漏れず、ぼく自身の集中力の欠如を感じます。あまり長い時間同じことを続けることが難しくなってきた。読書も一緒です。すぐに途中でスマホを見てしまいます。

しかし、そんなぼくでも、楽しんで集中して読むことができた本は、よほど面白い本だと言えますので、ぜひご紹介します。

 

「永遠についての証明」 数学がわからなくても美しさを感じるストーリー

作者「岩井圭也」先生のデビュー作がこの本。デビュー作でこのクオリティかと思うと非常に驚く。先生は北海道大学農学院卒の32歳。理系ではあるが、インタビューでは数学は苦手…と語っています。

そんな先生が書いた作品には、一人の若い天才数学者を中心に、その魅力に惹かれて周りに集まる若い仲間の成長や葛藤が描かれています。現在の話から始まり、過去の回想につながるため、良くも悪くも先の展開が見えた上で話が進む。主人公たちの未来を知っているからこそツライ。でも話が気になってしょうがない。

話が進むに連れて、「コラッツ予想」や「ムーンシャイン予想」など専門用語が出てくるが、話にどんどん引き込まれていく。(ぼく自身を含めて)数学をわからない人が読んでも、「数学っておもしろそうなだな」と感じることが出来る程。

「数学」という学問を、愛して、裏切られて、乗り越えて、笑い合って、絶望して、また愛して。最後まで目が離せません。おすすめです。

 

「ときどき旅に出るカフェ」 めずらしいほっこり×サスペンス系小説

作者「近藤史恵」先生は、女性ミステリ作家として知られていますが、その作品はとても幅広い。ミステリを軸にしつつも、スポーツ、料理、青春などのエッセンスを取り込んだ独自性が魅力です。

本のタイトル、表紙からわかるとおり、「カフェ」で起きる人間ドラマと不思議な料理のお話です。ちなみに表紙の不思議な写真は、「イチゴのスープ」。日本人に馴染みがないような料理が沢山でてきます。そんな料理の数々を、カフェのオーナーが旅に出て仕入れてくることから、このタイトルにつながります。

ただのホッコリ系カフェの話に思いつつ読んでいると、話が急展開してはっとするような展開も多々あリ。最後までドキドキしながら読める一冊です。

ちなみに、この本に出てくる飲み物を実際に作ってみた記事はこちら。

 

「日本史の内幕」 日本史の面白い部分が凝縮された一冊

子供の頃から古文書を読み漁っていたという(良い意味で)変態的な歴史家の「磯田道史」先生の著書。主に大学で歴史研究をされており、「あの古文書を読みたいから、この大学で研究する」と、常にご自身の興味関心を第一とされるすごい方です。好きなことを仕事にするということだけでも、ぼくは本当にすごいと感じます。

そんな先生が書いた著書が、この「日本史の内幕」

現代人が歴史を知るためには、過去の書物を読むしかありません。歴史の教科書にあるような書物ばかりではなく、磯田先生は、商人や武士の身分の人たちが書いた書物など、幅広く探求されています。その中で出てきた面白いお話をギュッとまとめて紹介してくれている本です。

本を開くと漢字が多くて読みにくく感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。一つ一つの話が数ページ単位で終わる超短編のような構成になっているので、区切りがよくてテンポ良く読めます。

歴史を知るということは、自分たち日本人のルーツを知り、考え方を知るということ。文中に出てくる「日本は恥の文化」という言葉を知って、日本人の礼儀正しさや規律性のルーツとわかり、目からウロコでした。

「屍人荘の殺人」 決して、ただのミステリーではない

放射線技師として働きながら小説を書かれていた「今村昌弘」先生のデビュー作。

『このミステリーがすごい!2018年版』第1位
『週刊文春』ミステリーベスト第1位
『2018本格ミステリ・ベスト10』第1位

このとおり、とんでもない受賞作です。

話は、ミステリ愛好会のメンバーが夏合宿に参加するというありふれた話から始まりますが、読み始めて1時間もしないうちに、世界は変わります。

事前情報は一切なしで読んでいただくことをオススメします。

 

「黒い家」 人間こそ、一番身近で恐ろしい存在です

どう生きてきたら、こんな話が思い浮かぶのかと・・・と思って、頭の中を覗いてみたいほどすごいと思うのが「貴志祐介」先生。SFとホラー系小説の面白さと発想が群を抜いています。京都大学を卒業されており、きっと頭の回転のめちゃめちゃ良いのだと思います。

この本だけ古いですが、「衝撃度」は、どの本より上でした。

世の中、「怖い」と思えるものは多々あります。人間は「未知のもの」を怖がるもの。幽霊や妖怪など、自分たちの知識では理解できないものは受け入れられない。

しかし、それ以上に怖いものがあります。

「人間です」

自分たちと同じ人間でありながら、自分が理解できない異常行動を起こす人間と相対したとき、どのように感じるか。人間という、身近にたくさん居て、知識があり、行動力があり、そして恐ろしい。

そんな「人」への恐怖が詰まった本がこの一冊。1人の人間の狂気を孕んだ行動は、ここまで恐ろしいのかと感じました。

暖かい季節に読むより、凍えるように寒い冬の季節に、暖かい部屋の中で読んでください。安全で暖かい場所で、恐怖を感じるって、ステキです。

暖かい部屋でアイスクリームを食べるようなそんな感じ。

 

まとめ

今年出版された本ではなく、今年ぼくが読んだ本からピックアップしました。

黒い家はめちゃめちゃ前の本ですし、永遠についての証明は今年の8月の本です。どの本も実際に読んで、時間を忘れるほどおもしろかったので、おすすめできます!

本を読むと、フィクションなら仮想の主人公になれますし、ノンフィクションやエッセイなら著者の視点で物事を考えることができます。

頭の中で広がる無限大を感じることこそ、読書の楽しみです。

今日はここまでです。読んでもらいありがとうございました。

 

ABOUT ME
gomeoka
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はじめまして、30代の会社員しながらブロガーをしているごめおかです。 妻と楽しく二人ぐらしで、2017年に小さな家を新築しました。 日々の暮らし、生活の知恵、お金のこと、食べ物のこと、家が建つまでの過程など、何でも書いていきます。僕の書いたことが、誰か一人でも役に立てばいいなぁという気持ちでゆるくやっていきます。