家づくり

窓を考える、ごめおか③~窓の性能~

これまで、窓の概念と、よくみる窓をピックアップして、「その窓が必要か?」を考えることを取り上げてきました。

関連記事>>>窓を考える、ごめおか① ~概念編~

関連記事>>>窓を考える、ごめおか②~具体的な窓を考える~

いよいよ、家のどこに窓をつけたいかのイメージができたら、いよいよ、窓の性能を考えていきます!

窓の弱さを知る

おいおい、いきなりマイナス面かよ。。。と思うでしょう。

しかし、考える必要があります。

窓は、開け閉めすることや、ガラスを使って日光の取り入れたりすることが目的のため、どうしても外気や日光に接します。

窓ではない普通の壁は、壁紙、下地、ボード、断熱材など何層もの素材で作られており、外気や日光をかなり遮断できるのですが、窓はその目的から、壁と同じよな断熱性は持つことができません。

冬に、部屋の中が暖かくても、窓枠や窓自体に触れると、少し冷たいですよね。

窓枠の結露も同じ理由です。

しっかり選ばないと、冬は温度はどんどん窓から逃げていく(夏はきつい日差しを浴びる)ことになります。

窓の素材を知る 窓枠(サッシ)

窓は、

・窓枠(サッシ)

・ガラス

にわかれています。

この「窓枠(サッシ)」の特徴を理解すれば、窓選びがだいぶ進みます!

(窓枠の種類と断熱性能)

・アルミ製(断熱性:★)

・アルミ/樹脂のハイブリッド製(断熱性:★★★)

・樹脂製(断熱性:★★★★)

・木製(断熱性:★★★★★)
※★は、僕がつけた断熱性を伝えるためのイメージです。実際の規格で使う★とは違うのでご注意を!

上に行くほど価格が安く下に行くほどに断熱性能は高くなります。

もし、「窓なんて安くていいや」と思うと、アルミ製を選んでしまうことになりますが、その選択は、絶対にやめたほうが良いです。

価格が安いことのメリット以上に、断熱性で生じるデメリットのほうが遥かに大きいです。

★の数で比較するとあまり差がなく見えるかもしれませんが、「アルミ」と「樹脂」の素材で熱伝導率(熱の伝わりやすさ)を比較すると、大違いです。

参考として、以下の引用を見てください。

日本のサッシの大半は、枠がアルミでできています。理由はアルミが加工しやすい、工場のラインがアルミ向けであるといったことにあります。しかし物理的に考えれば、枠にアルミを使うことはあり得ません。断熱性能の目安となる熱伝導率で各材料を比較してみれば明らかです。

熱伝導率は、アルミかそうでないかで約1000倍も異なるのです。だから世界的にはサッシの樹脂化や木質化は当たり前になってきています。

素材だけの比較なので、完成した「アルミ製窓」と「樹脂製窓」で、性能が1000倍違うわけではないです!

素材に窓メーカーさんの技術が加わることで断熱性もあがりますが、それでも、最終的に数倍は性能が変わってきます。

窓の素材を知る ガラス

僕は、あまり窓の素材は調べませんでした。なぜなら、樹脂窓を選べば、ガラスも高性能なものがついてくるからです!

窓枠は高性能で、ガラスは低性能というアンバランスなことは基本的にはありません。

樹脂窓を選ぶことで、ガラスはほぼ「Low-E複層ガラス」になります。

このLow-E複層ガラスのポイントを3つイント

①「複層」・・・言葉の通り、1枚のガラスではなく2枚以上のガラスで構成されます。
2枚は最低限欲しいですが、できるなら3枚欲しいです。

「Low-E」・・・特殊な金属膜のコーティングがされています。
日差しを遮る「日射遮蔽型」と、取り入れる「日射取得型」があります。

「中空層」・・・ガラスはくっついていません。間に層ができる作りでです。
そこに、「空気」や、ちょっと高機能な「アルゴンガス」を入れます。

まとめると、Low-E複層ガラスとは、「複数枚あって、空間層があって、日差しや断熱性に関する加工もされているガラス」です。

かなり高性能ですね!

おすすめの窓は?

ずばり、

樹脂製トリプルガラス採用(Low-E複層ガラス)」の窓にすべきです。

2018年現在、窓のトップメーカーさんと言えば、YKK apさんと、LXIXLさんですね。

YKK ap「APW430」

LIXIL製「エルスターX」

このあたりの窓が、性能も、見た目も、価格も(笑)も非常に良いです。

おそらくですが、+数十万円ぐらいはかかるのではないでしょうか。(あくまでハウスメーカー次第ですが)

しかし、これから何十年と住む上においては、家の内装も大事ですが、それ以上に、外部と接する「窓」にお金をかける意味は十分にあります。

僕が、新築を考える上で非常に参考にさせていただいた「CONCEPT建築設計」さんのブログに書いてあったのですが、

トリプル樹脂サッシ(窓)は過剰性能ではない

という言葉はは、非常に感銘を受けております。

家における窓とは、「たかが窓、されど窓」というようなレベルにちょっと大事というレベルではなく、

「やっぱり 窓、だよね 窓!」というぐらい大事です(笑)

大事なことなので、最初と最後に書きました。

どうしても、予算の兼ね合いもあると思うのですが、もし、内装の高級ソファーとトリプル樹脂サッシでで悩んでいるなら、迷わず、窓にお金をかけましょう!